2008-01-08

Silvana Mangano 1951


「アンナ」 Anna (1951伊アルベルト・ラットゥアーダ)より
“El Negro Zumbon” (2:35)

「アンナ」 Anna (1951伊アルベルト・ラットゥアーダ)より
“Non Dimenticar” (2:08)


ペレス・プラードからインドロックトワンギーズまで様々なカヴァーのある“El Negro Zumbon”。そしてアマリア・ロドリゲスをはじめ数多の歌手のレパートリーとなった“Non Dimenticar”。本作の音楽担当はニーノ・ロータだが、この2曲の作者はそれぞれ別の人たちで映画のために書かれたオリジナルだ。歌っているのはFlo Sandonsという歌手でシルヴァーナ・マンガーノ本人ではないとされるが、本当のところははっきりしない。写真でも判る通り(たぶんだいぶあとになって録音された)本人のレコードも存在するのでね。

当時全世界的にちょっと流行ったらしいバイヨンのリズムに乗せて歌われる“El Negro Zumbon”。バイヨンはブラジル発のリズムでルイス・ゴンザーガが有名だ。映画でも伴奏陣はブラジル人と思しいが、歌詞はなぜかスペイン語。余談だが当時日本でも生田恵子という人がゴンザーガの指導のもと、現地録音をして帰国後『東京バイヨン』などのヒット曲を出したらしい。復刻CDも出ているらしいので是非聴いてみたいものだ。詳しくはこちらを読んで下さい。

「にがい米」(1949伊ジュゼッペ・デ・サンティス)や後年のパゾリーニヴィスコンティ作品で知られるマンガーノだが、この作品でもとても魅力的。ボディライン・身のこなしも素敵だけど、顔のクローズアップが素晴らしい。監督のラットゥアーダは日本公開作が少なくてあまり広く知られていないが、駆け出し時代のフェリー二に脚本を書かせたり、監督デビュー作に共同監督として名を連ねるなどイタリア映画界ではVIPなおひと。ネオリアリズム映画から青春映画やエロい映画まで撮る節操のなさが嫌われたのか、映画作家としてはあまり認知されていないようだ。マンガーノともども大いに気になる人である。

●シルヴァーナ・マンガーノのフィルモグラフィ
●シルヴァーナ・マンガーノ @ Wikipedia
●アルベルト・ラットゥアーダのフィルモグラフィ
●アルベルト・ラットゥアーダ @ Wikipedia

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