2007-10-01

松原智恵子 Chieko Matsubara 1966

「東京流れ者」Tokyo Drifter (1966日活・鈴木清順)より
『ブルーナイト・イン・アカサカ』(6:59)



松原智恵子が本当に歌っているはずもなく、鹿乃侑子という人が吹き替えしているわけだが、声質のイメージが松原と重なるだけが取りえといったらいいすぎか? 魅力のない歌声である。

この歌をフルコーラス歌うシーンや、渡哲也が『東京流れ者』を歌うシーン、それに何と二谷英明の『男のエレジー』が流れるシーン(たしか歌うシーンはなかったと思う)もあるのだが、ネット上にあるのはこれだけなのでご勘弁を。作詞:北原たけし、作曲:楠井景久、編曲:鏑木創(本作の音楽担当)。

それにしても木村威夫らしいセット(というよりもこのシーンは単にデコレーションか)と清順さんらしい色彩感覚だ。オブジェの色が何度もかわるところ、要注目です。昔オールナイトで観たプリントはボロボロで、色は褪せ至るところにコマとびがあるという代物だった。ニュー・プリントもしくはデジタル・リマスター版なのかなコレ。キレイだなあ。DVDが欲しくなりました。

「流れ者には女はいらネエんだ」「女と一緒じゃ歩けネエんだ」クサーい台詞にもシビレます。ちなみに原作・脚本は、アノ川内康範先生です。

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