‘The Duke Is Tops (aka The Bronze Venus)’(1938 米 ウイリアム・ノルテ)より "Killin' Jive" (2:27)

何はともあれ奇跡のキャッツ&フィドルである。こんな傍流もいいところのアーティストの映像があろうなどとは数年前までは夢にも思わなかった。しかもレコード・デビュー前(彼らのデビューは39年)。吾妻光良氏もご執心だというこのバンド、大好きMe Tooであります。
音楽的にはJazzとリズム&ブルースのニッチというかインビトゥイーンなJive(ジャイヴ)にカテゴライズされるのだろう。スイング・ビートにバーバー・ショップ系コーラスというとミルス・ブラザースみたいだけど、C&Fのほうがハチャメチャ度は高くて芸のヴァリエーションも豊富だ。『キリング・ジャイヴ』の間奏部で見られる曲弾きやアコべ馬乗りなどのパフォーマンスはロカビリーやブルースではよく行われるルーティーン・ギミックだが、1930年代にはまだ珍しかったかもしれない。まあ起源はヒルビリーやディキシーランド・ジャズの時代にあるんだろうけど。
‘The Duke Is Tops’の主役リナ・ホーンについては後日まとめて取り上げるつもりです。ご期待下さい。
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