‘I Ain't Got Nobody’ (1932 米 デイヴ・フライシャー, Screen Songs)
曲目: “Goodbye Blues,” “Some Of These Days,” “Tiger Rag,”
“I Ain't Got Nobody,” “Tiger Rag” (8:55)
‘Screen Songs’とはフライシャー・スタジオが制作しパラマウントが配給した歌入りアニメーション・シリーズ。1929年から1938年にかけて制作された。歌詞の上をはねる玉‘Bouncing Ball’は、前身のSong Car-Tunesシリーズ(1924~1926)からのトレード・マーク。映画館ではフィルムに合わせて大合唱が起きたのだろうか。
『タイガー・ラグ』はディキシーやスイング期のジャズ・メンの誰もが取り上げているほどの有名曲。当時のジャズ・メンのオリジナル曲の大部分はこの曲のコード進行をもとにメロディを作り変えたものだとされる。ビバップ以降はガーシュインの『アイ・ガット・リズム』にその地位を蹴落とされるのだが。
さてミルスといえば有名なのが楽器のインパースネーション。このフィルムの冒頭にもこれ見よがしに「ギター以外の楽器は使っていない」旨のクレジットが入っている。見事な芸ではあるが、数回見れば見るほうの驚きはなくなる。演る方は大変だけどね。芸の道の厳しさを痛感せずにはいられない。
2007-07-31
The Mills Bros. 1932
Posted by thornhill / 14:05
Tags: 1930s, D: Dave Fleischer, FG: Animation, FG: Early Talkie Films, FG: Screen Songs, FG: Short Films, MG: Barbershop Chorus, N: USA, P: Max Fleischer, S: The Mills Brothers, T: I Ain't Got Nobody
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