「勇者カイヤム」Omar Khayyam (1957米ウイリアム・ディターレ)より
曲目不明 Unknown Tune(2:27)
イマ・スマックを知ったのはハル・ウイルナーがプロデュースしたディズニー・トリビュート・アルバム‘Stay Awake’(1991)なので、大きな顔などできはしない。それ以来「モンド・ミュージック」の文脈でレス・バクスターがらみの音源を聴きかじった程度なので、彼女の全貌など見えているわけもなく現在に至っている。
4オクターブとも5オクターブとも言われる広い音域とアクロバティックで奇妙な歌いまわしで、一度聴いたら決して忘れられない声の持ち主である。ペルーの歌姫から50年代にはUSA進出を果たし、キャピトル・レコードと契約するとともにハリウッド映画にも出演するようになった。
名匠ウイリアム・ディターレ監督の本作は、11世紀のペルシャ帝国の詩人/数学者(天文学者)のオマー・カイヤムの物語。スマックの役どころはカイヤムの恋人の侍女カリーナ。故郷の村で「鳥の化身」と恐れられていたという伝説を持つ声が炸裂している。彼女の出演作にもう1本有名な「インカ王国の秘密」(1954)というのがあるので、後日取り上げてみようと思う。
2007-09-15
Yma Sumac 1957
Posted by thornhill / 18:44
Tags: 1950s, D: William Dieterle, N: USA, S: Yma Sumac
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