スタンリー・ドーネン)より 『雨に唄えば』 Singin' in the Rain (1:45)

ライノとターナー・クラシックス・ムーヴィーズが共同で出した「雨に唄えば・デラックス・エディション(2枚組CD)」のライナーには、にわかには信じがたい記述がある。デビー・レイノルズが無理やり吹き替えをやらされているこのシーンの歌は、実際にはジーン・ヘイゲンが録音したものをレイノルズが口パク(リップシンク)しているというのだ。『タミー』(1957)などのヒット曲を持つレイノルズのことだから、他の曲は彼女自身が歌っているのだと思うが、このシーンでの歌をヘイゲンが歌ったのだとすれば、ヘイゲンのプライドがそうさせたのであろうと想像する。
本ブログで、通常エントリーとは別立てに「映画における吹き替え、またはリップシンク論」をやってみたい気持ちに駆り立てられるエピソードだが、その実現はいつになることやら。
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