‘Hoagy Carmichael featuring Jack Teagarden and His Orchestra with Meredith Blake’(1939パラマウント、1巻もの)
曲目: “Two Sleepy People,” “That's Right, I'm Wrong,”
“Washboard Blues,” “Lazybones,” “Rockin' Chair,” “Stardust” (total=10:04)
左のCDジャケットにあるごとくシンガー=ソングライターの草分け的存在。ここで歌われた曲以外でも「ジョージア・オン・マイ・マインド」「スカイラーク」等々名曲・佳曲が多数ある。ロウ・スクールまで卒業したお坊ちゃん育ちながら法律家にならずに音楽の道を選んだわけだが、生涯を通して優雅な芸能活動を続けられたベースには彼の曲が生み出してくれた印税があるのだと思う。
この1巻もの映画でも「俺が俺が」とでしゃばるわけでなく悠然とした姿が見られるが、その背景にはもうひとつ見ておくべき事情がある。当時の音楽界での主役は生演奏・レコード・ラジオを通して人々を踊らせる「楽団」であって、「歌手」は楽団の付属物扱いされていたのだ。この事情が逆転するのが、1942年から1943年に渡って起こった「第1回吹き込みストライキ」前後のことである。
2007-08-13
Hoagy Carmichael 1939
Posted by thornhill / 16:47
Tags: 1930s, C: Hoagy Carmichael, FG: Short Films, MG: Big Band, MG: Jazz, N: USA, S: Hoagy Carmichael
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