「恋の大冒険」 Koi no Daiboken (1970 オールスタッフプロ・テアトルプロ
=東宝 羽仁進)より『素敵な恋』, 『集団就職』, 『大都会のブルース』 (6:58)
「恋の大冒険」 Koi no Daiboken (1970 オールスタッフプロ・テアトルプロ
=東宝 羽仁進)より『ピンキーどこへ行く』, 『素敵な恋』 (6:53)
2008-03-05
ピンキーとキラーズ Pinky and The Killers 1970
2007-10-13
ピンキーとキラーズ Pinky & The Killers 1969
「恋の季節」(1969松竹・井上梅次)より
『恋の季節』(1:18)岩谷時子作詞・いずみたく作曲の大ヒット曲。1968年から1969年にかけて創立まもないオリコンのシングルチャート1位を佐川満男の『今は幸せかい』の1週をはさんで17週間占めるほどの大受けぶりだった。そんな忙しい彼らゆえ、主演映画とブチ上げても実質の主演は奈美悦子であった。
ところで、ソロ歌手だったピンキー(小指という意味だそうな)こと今陽子と組んだキラーズが、ボサノヴァ・グループだったということを初めて知った。登場人物がブラジルへ行ってしまう設定は、その関係だったのかな。
劇中でもう1曲、セカンド・シングルの『涙の季節』も歌っているのだが、だいぶ前にYouTubeから削除されたまま。このクリップもいつまでもつことやら。しかし、なぜ削除申請するかなあ。「ビジネス・チャンス」ととらえる先取性と太っ腹さがないのね。そんなこっちゃ誰も幸せになれないじゃないですか。
●ピンキーとキラーズのフィルモグラフィ / Wikipedia
「恋の乙女川」(1969松竹, 市村泰一)1969.01.11
「花ひらく娘たち」(1969日活, 斎藤武市)1969.01.11
「恋の季節」(1969松竹, 井上梅次)1969.02.21
「涙の季節」(1969日活, 丹野雄二)1969.03.12
「喜劇 婚前旅行」(1969松竹, 瀬川昌治)1969.04.26
「夕陽に向かう」(1969松竹, 田中康義)1969.10.15
「喜劇 よさこい旅行」(1969松竹, 瀬川昌治)1969.11.15
「チンチン55号ぶっ飛ばせ!出発進行」(1969松竹, 野村芳太郎)1969.12.31
「喜劇 満願旅行」(1970松竹, 瀬川昌治)1970.04.25
「恋の大冒険」(1970東宝, 羽仁進)1970.07.18
●井上梅次のフィルモグラフィ
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thornhill
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Tags: 1960s, C: いずみたく Taku Izumi, D: 井上梅次 Umetsugu Inoue, FG: 歌謡映画 Kayo Movies/Hit Song Movies, MG: 歌謡曲 Kayokyoku/J-Pop, N: 日本 Japan, S: ピンキーとキラーズ Pinky and The Killers
2007-10-05
城よしみ Yoshimi Jo 1969
「薔薇の葬列」Funeral Parade of Roses (1969 ATG 松本俊夫)より
『ベッドで煙草を吸わないで』(1:39)スタンリー・キューブリックのフェイヴァリット作なんだそうだ。前エントリーの「時計じかけのオレンジ」(1971)には随所にその影響があるとのことだが、いつも映画をボーッとしか観ていないせいで、主人公のつけ睫毛ぐらいしか似ているところを見つけることができない。
松本俊夫といえば、実験映画の大御所であるとともに、映画界きっての理論家で「映像の発見」「映像の探求」「映画の変革」などの著書もある。どの本の記述かは忘れたが、映像の価値(というか映像作家の志向性といったほうが適切かな)を「モンタージュ」と「フォトジェニー」の2要素に行き着くということを言っていて、読んだ当時はなるほどと思ったものだが、いまは「音」「台詞」「音楽」を除外した論で一定の有効性しかない、と音偏重派の人間としては反論したいところだ。
その実験映画の「俊英」が手がけた初の劇映画が本作。ピーターこと池畑慎之介のデビュー作でもある。キワモノ的なゲイボーイの世界に「オイディプス神話(エディプス・コンプレックスはここからとられた概念。ピーター演ずるエディの役名もこれに由来する)」を持ち込んだり、ボードレールやジョナス・メカスを引用するなどペダンティックなつくりの映画だ。また時制が入り組んだ構成は、アンゲロプロスやジャームッシュ、さらにはタランティーノの映画を観てしまった現代の観客には普通のことだが、本作封切当時には新鮮だっただろうと想像する。
『ベッドで煙草を吸わないで』は、ここ数年来関心を持っている平岡精二
の曲だと思い込んでいた。岩谷時子作詞、いずみたく作曲、沢たまき歌で1966年に出た曲だったのね。どうしても旗照夫の『あいつ』やペギー葉山の『爪』と世界がかぶる曲なのだが。
あ、そうそうピーターの左の男は蜷川幸雄です。自分の芝居にはダメ出ししないんですね。
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thornhill
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Tags: 1960s, C: いずみたく Taku Izumi, D: 松本俊夫 Toshio Matsumoto, FG: アートシアターギルド ATG, MG: 歌謡曲 Kayokyoku/J-Pop, N: 日本 Japan, X: ゲイボーイ・ニューハーフ Gay Boy/Newhalf