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2008-09-10

李香蘭 Kouran Ri / Xianglan Li 03(1943)

「サヨンの鐘」 Sayon no Kane (1943 松竹=台湾総督府=満洲映画協会,
清水宏 )より 『サヨンの歌』 Sayon no Uta (5:07)

「サヨンの鐘」 Sayon no Kane (1943 松竹=台湾総督府=満洲映画協会,
清水宏 )より 『台湾軍の歌』 Taiwan Gun no Uta (2:01)



2008-02-29

李香蘭 Kouran Ri/Xianglan Li 02(1939)

「白蘭の歌 前篇」 (1939 東宝=満映・渡辺邦男) より抜粋
『いとしあの星』, 『何日君再来』, 『荒城の月』 (8:21)



2007-09-10

李香蘭 Kouran Ri/Xianglan Li 01(1940)

「支那の夜 前篇・後篇」(1940東宝=中華電影公司・伏水修)より
『蘇州夜曲』その1(3:46)


「支那の夜 前篇・後篇」(1940東宝=中華電影公司・伏水修)より『蘇州夜曲』その2(2:30)

「支那の夜 前篇・後篇」(1940東宝=中華電影公司・伏水修)より『シナの夜』(7:40)


満映の関連会社とされる日中合弁の中華電影公司と東宝が製作した「国策映画」。長谷川一夫・李香蘭主演の「大陸3部作」の1本で、1作目「白蘭の歌」(1939渡辺邦男)、3作目「熱砂の誓ひ」(1940渡辺邦男)の間にはさまれた2作目にあたる。

「李香蘭=山口淑子」のデビューに当たっては満映2代目理事長の甘粕正彦の意図が大きく働いていたとも伝えられている。中国娘と日本の船員の恋愛ドラマはたしかに「五族協和」を意図したプロットなのだろうと思う。劇中李香蘭が長谷川一夫に平手打ちされながらも惹かれていくという描写が、中国国内で国辱的と受け取られた、あるいは「支那の夜」は中国国内では「上海之夜」として封切られたとも聞く。そんな経緯から戦後は「蘇州夜曲」と改題された。余談だが「支那」が蔑称であるなら、英語のChinaなどにも同様にクレームをつけてほしいものだと思うこともあるが、これ以上深入りしないことにする。

『蘇州夜曲』、『シナの夜』は映画では李香蘭が歌い、レコードでは渡辺はま子が歌った。もともとこの映画は渡辺はま子の『シナの夜』の大ヒット(1938年)にあやかって製作された経緯があり、一種の「歌謡映画」でもある。『蘇州夜曲』は西条八十作詞・服部良一作曲の日本歌謡史上屈指の傑作。『シナの夜』は西条八十作詞・竹岡信幸作曲の有名曲(現在では替え歌の春歌のほうが有名か?)。いずれも中国的な旋法を活かしたエキゾチックなメロディを持った曲だ。劇中にもう1曲『想兄譜』(西条=竹岡)があるのだが、今回は映像が見つからず紹介できなかった。