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2008-01-12

Joni Mitchell 1969



‘Celebration At Big Sur’(1971米dir. by Baird Bryant & Johanna Demetrakas)より “Woodstock” (4:58)



ジョニ・ミッチェルの捉えどころのなさは比類がない。不定形な怪物的アーテイストである。ジャズ寄りになった近年はややパターン化してきた感はあるが、凡百のエピゴーネンを寄せつけない独自性は際立っている。思い返せば、フォーク寄りで比較的フツーのメロディーを紡いでいるころから独特の変則チューニングのギターのバッキングを開発するなど、尋常なひとではなかった。

この『ウッドストック』のエンディングでの奇妙な唸りというかコブシにはやられました。オリジナルのスタジオ版(サード・アルバム‘Ladies of the Canyon’に収録)はもう少しおとなしかったように記憶しているのだが、どうだったろう。ジョニ・ミッチェルをまた聴き直してみようかな。

●ジョニ・ミッチェルのフィルモグラフィ
●ジョニ・ミッチェル @ Wikipedia
●Baird Bryantのフィルモグラフィ
●Johanna Demetrakasのフィルモグラフィ

●ビッグ・サーのC,S,N&Y

2007-09-16

CSN&Y 1969

‘Celebration At Big Sur’(1971米dir. by Baird Bryant & Johanna Demetrakas)より “Sea Of Madness,” “4+20” (8:25)

‘Celebration At Big Sur’(1971米dir. by Baird Bryant & Johanna Demetrakas)より “Down By The River ” (6:24)



1969年9月13日に行われたビッグ・サー・フォーク・フェスティヴァルでのライヴ。このフェスティヴァルは1964年から始まり、1969年は第6回にあたる。ビッグ・サーはサンフランシスコの約150マイル南、LAの約300マイル北の海辺の土地で、ヘンリー・ミラーやジャック・ケルアックが居住して小説の題材にしたことで知られている。フェスティヴァル会場はエサレンというニューエイジ系のワークショップ・センターで、ニューポートなどよりキャパシティが小さくて親密な雰囲気のフェスティヴァルだと言われている。

ニール・ヤング作の“Sea Of Madness”とスティーヴン・スティルスのソロ“4+20”の間に観客の一人とスティルスの小競り合いがはさまっているのがフェスの「親密性」を証明しているかも。あと、どうでもいいけど“Sea Of Madness”演奏中のストリーク(なのかあれは?)は仕込みっぽいね。

最後の“Down By The River ”での演奏はアルバム「4ウエイ・ストリート」をほうふつさせるエキサイティングなもの。まさにヴィンテージCSN&Yで、1か月前のウッドストック・フェスより歌も演奏も出来ははるかに良いと思う。