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2007-08-01

The Yardbirds 1966


「欲望」 Blow-Up (1966 英・伊・米 ミケランジェロ・アントニオーニ)より
“The Train Kept A-Rollin'(aka Stroll On)” (4:02)



アントニオーニが7月30日亡くなった! 供養のヤードバーズである。享年94ということは、この映画制作時はすでに50の坂を越えていたのだ。若いなあ。翻って日本映画を思い起こすと、例えば今村昌平「赤い殺意」(1965)のバンドのシーンなんぞはお寒い限りである。

ヤードバーズに目を向けると、当時ジェフ・ベック、ジミー・ペイジの2リード・ギター体制。強力である。ベックが叩き壊すギターはせこい日本製だといわれたものだが、今となってはむしろあのギターのほうが貴重だったりするかもしれない。

『トレイン・ケプト・ア・ローリング』のオリジネーターはTiny Bradshawだが、ヤードバーズは同曲のカヴァーで有名なJohnny Burnette Trioの別の曲“Honey Hush”のアレンジをパクったとおぼしい。ロカビリー・マニアとしても知られるベックらしい手の込んだやり口ではある。